メディア

転職面接の回数は平均何回?|回数別の対策と通過率を上げるポイント

転職面接の回数は平均何回?|回数別の対策と通過率を上げるポイント

目次

「転職面接って何回くらいあるの?」「面接回数が多いと長期化しそうで不安」転職活動を進める中で、こうした疑問を抱える方は多いのではないでしょうか?

調査によると、転職面接の回数は平均2.2回です。回数別では**「2回」が67%**と最も多く、約7割の人が2回以内で選考が完了しています。ただし、企業や職種によって回数は異なり、それぞれの段階で見られるポイントも変わります。

この記事では、転職面接の回数の目安から、回数別の対策、通過率を上げるポイントまで実践的に解説します。

出典:doda「転職の面接は平均何回?」

転職面接の回数|平均と企業規模・業界別の傾向

まず、転職面接の回数の全体像を把握しておきましょう。

転職面接の回数(割合)

面接回数

割合

1回

6%

2回

67%

3回

25%

4回以上

2%

約7割が2回で選考を終えており、3回以内で内定に至るケースがほとんどです。新卒採用と比べると選考ステップが短く、スピード感があるのが転職面接の特徴です。

企業規模・業界による傾向

面接回数は、企業規模や業界によって傾向が異なります。

企業タイプ

面接回数の傾向

理由

大手企業

3回以上が多い

承認プロセスが多く、複数部門の確認が必要

中小企業・ベンチャー

1〜2回が多い

意思決定が早く、経営層が直接面接するケースも

外資系企業

3〜4回以上のことも

本国の承認が必要、複数の関係者との面接

コンサル・金融

3回以上が多い

ケース面接など専門的な選考が追加される

自分が応募する企業の傾向を事前に把握しておくと、スケジュールを立てやすくなります。

面接回数が多い・少ないケース

  • 回数が多くなるケース:役員クラスのポジション、機密性の高い職種、複数部門との調整が必要なポジション
  • 回数が少なくなるケース:急募ポジション、ベンチャー企業、人手不足の業界

面接の回数別|一次・二次・最終で見られるポイント

面接の段階によって、評価されるポイントが異なります。それぞれの特徴を理解し、対策を立てましょう。

一次面接(人事・現場担当者)

評価ポイント

具体的な内容

基本スキルの確認

職務経歴書の内容と話に整合性があるか

コミュニケーション力

質問に対して的確に答えられるか

人柄・印象

一緒に働きたいと思える人物か

一次面接の対策

  • 職務経歴書の内容を自分の言葉で説明できるようにする
  • 結論ファーストで簡潔に話す練習をする
  • 第一印象を意識し、明るい表情と挨拶を心がける

二次面接(部門責任者・マネージャー)

評価ポイント

具体的な内容

即戦力性

入社後すぐに活躍できるか

課題解決力

困難な状況をどう乗り越えてきたか

チームとの相性

既存メンバーとうまくやれるか

二次面接の通過率は約30%程度とされており、ここで絞り込まれるケースが多いです。

出典:JAC Recruitment「二次面接の通過率」

二次面接の対策

  • 具体的なエピソードを複数用意する
  • 「どう行動し、どんな成果を出したか」を数字で示す
  • 入社後にどう貢献できるかを明確に伝える

最終面接(役員・経営層)

評価ポイント

具体的な内容

ビジョンとの合致

会社の方向性と合っているか

入社意欲

本当に入社したいと思っているか

長期的な活躍

将来的に貢献してくれるか

最終面接の対策

  • 経営層の視点を意識した回答を準備する
  • 「なぜこの会社なのか」を熱意を持って伝える
  • 会社のビジョンやニュースを事前にチェックする

最終面接は「ほぼ内定」と思われがちですが、油断は禁物です。入社意欲や熱意が伝わらないと見送られるケースもあります。

面接回数が多い場合・少ない場合の対処法

面接回数によって、対応の仕方が変わります。それぞれの状況に合わせた対処法を押さえましょう。

面接回数が多い場合(3回以上)

回数が多いと、長期化して精神的にも負担がかかります。以下を意識しましょう。

対処法

具体的な行動

スケジュール管理を徹底

複数社を並行して進め、効率的に日程調整

一貫性のある回答を維持

各段階で矛盾した回答をしないよう、軸を明確に

疲弊しないペースで進める

詰め込みすぎず、準備時間を確保

面接回数が多い企業の特徴

  • 慎重に採用を進める傾向がある
  • ミスマッチを防ぎたいという意識が強い
  • 入社後の受け入れ体制が整っていることも多い

回数が多いことは、必ずしもマイナスではありません。


面接回数が少ない場合(1〜2回)

回数が少ない場合、短期間で判断されるため、1回の面接で与える印象が非常に重要です。

対処法

具体的な行動

準備を万全に

少ないチャンスを最大限に活かす

質問への回答を深く準備

短時間で自分を伝えるため、端的かつ具体的に

逆質問で意欲をアピール

志望度の高さを印象づける

面接回数が少ない企業の特徴

  • 意思決定が早い組織風土
  • 人手不足や急募のポジション
  • 採用基準が明確で、判断が早い

回数が少ないから「緩い選考」というわけではありません。限られた時間で自分を的確にアピールする力が求められます。

面接の通過率を上げるために意識したいこと

面接回数に関わらず、通過率を上げるためには以下のポイントを意識しましょう。

ポイント1:不採用理由を理解して対策する

不採用理由のランキングを見ると、対策すべきポイントが見えてきます。

順位

不採用理由

割合

1位

スキルの不足

51.3%

2位

スキルはあるが実務経験の不足

35.3%

3位

コミュニケーション能力の不足

29.9%

出典:DSP「不採用理由ランキング」

スキルや経験をどう伝えるか、そしてコミュニケーションの質を高めることが通過率向上の鍵です。

ポイント2:企業選びの精度を上げる

どれだけ対策しても、相性の合わない企業では通過率は上がりません。書類選考の通過率は**約30%**とされており、面接にたどり着くこと自体が貴重な機会です。

出典:マイナビエージェント

以下を意識して企業選びの精度を上げましょう。

  • 自分の転職軸(年収、働き方、業界、ポジション)を明確にする
  • 企業研究を徹底し、相性を見極める
  • 志望動機に説得力が持てる企業に絞る

ポイント3:自分の軸を明確にする

面接で一貫した回答をするためには、自分のキャリア観や転職軸が明確になっていることが前提です。

  • なぜ転職するのか
  • どんな環境で働きたいのか
  • 何を実現したいのか

軸が明確であれば、どんな質問にも一貫した回答ができ、説得力が増します。また、自分の志向が企業側に伝わっていれば、より相性の良い企業との面接機会を増やすことができます。

まとめ

転職面接の回数は平均2.2回で、約7割が2回以内で選考を終えています。ただし、企業規模や業界によって傾向は異なり、各段階で見られるポイントも変わります。

  • 面接回数は平均2.2回:2回が67%、3回が25%で、ほとんどが3回以内
  • 企業規模・業界で傾向が異なる:大手・外資は多め、ベンチャーは少なめ
  • 段階別に対策を変える:一次は基本スキル、二次は即戦力性、最終は入社意欲
  • 通過率を上げるポイント:不採用理由を理解、企業選びの精度向上、自分の軸を明確に

面接回数に関わらず、通過率を上げるには準備と企業選びが重要です。自分の志向やキャリア観が明確になっていれば、回答に一貫性が生まれ、説得力が増します。

記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。メルセネール株式会社では事業責任者を務める。

関連記事