転職でSPIが課される理由と企業が見ているポイントとは
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転職活動を進める中で、「SPIを受けてください」と言われて戸惑った経験はありませんか。新卒の就職活動以来、久しぶりに試験を受けることに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
まずは、なぜ転職でもSPIが課されるのか、その理由を理解しておきましょう。
SPIは日本で最も普及した適性検査で、約12,000社が利用しているとされています。新卒採用だけでなく、中途採用でも多くの企業が導入しているのです。
企業がSPIを課す理由は、大きく分けて2つあります。
基礎的な能力の確認
SPIの能力検査では、言語能力(語彙力・読解力)と非言語能力(計算力・論理的思考力)が測定されます。どんなに経験やスキルがあっても、基礎的な思考力がなければ業務を遂行するのは難しいものです。企業は、SPIを通じて応募者の基礎力を客観的に確認しています。
人柄・価値観の把握
SPIには性格検査も含まれています。職務経歴書や面接だけではわからない、応募者の行動傾向や価値観を把握するために活用されています。企業文化との相性や、配属先との適合性を判断する材料になるのです。
「経験があるのに、なぜ試験を受けなければならないのか」と感じる方もいるかもしれません。しかし、SPIはあなたを落とすためのものではなく、お互いのマッチングを確認するためのプロセスです。そう考えると、少し気持ちが楽になりませんか。
転職のSPIは新卒と何が違う?出題内容と難易度を理解する
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「新卒のときにSPIを受けたけれど、もう内容を忘れてしまった」という方も多いでしょう。転職のSPIと新卒のSPIには、どのような違いがあるのでしょうか。
SPIの基本的な構成を確認しておきましょう。
検査種類 | 内容 | 試験時間 |
能力検査(言語) | 語彙、長文読解など | 約30〜35分(非言語と合わせて) |
能力検査(非言語) | 計算、論理問題など | |
性格検査 | 行動傾向、価値観 | 約30分 |
出典:Japan Dev
試験時間は合計で約60〜65分程度です。能力検査と性格検査がセットになっている点は、新卒時と変わりません。
気になるのは、合格ラインではないでしょうか。
一般的な傾向として、正答率6〜7割が通過ラインの目安とされています。大手企業では7割前後、中小企業では6割程度が基準になることが多いようです。人気企業では8割以上が望ましいとも言われています。
ただし、転職者向けのSPIは新卒時より基準が低めに設定されているケースもあります。企業によっては3〜4割の正答率でも通過基準としているところもあるようです。
出典:キャリアマイン
とはいえ、油断は禁物です。SPIで足切りにあってしまうと、面接で自分をアピールする機会すら得られません。せっかくの経験やスキルを伝えられないのは、もったいないことですよね。
転職のSPIで覚えておいていただきたいのは、「難しい問題を解く必要はない」ということです。基本的な問題を確実に正解し、時間内に解き終えることが重要です。新卒時に比べて勉強から離れている分、基礎の復習をしっかり行うことで対応できます。
忙しい社会人でもできるSPI対策の進め方
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「SPIの対策をしたいけれど、仕事が忙しくて時間が取れない」という悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。社会人として働きながら勉強時間を確保するのは、確かに簡単ではありません。
SPI対策に必要な勉強時間の目安は、7〜8割の得点を目指す場合で30〜60時間程度とされています。1日1時間の勉強で約1〜2ヶ月かかる計算です。
出典:EETies
限られた時間の中で効率的に対策を進めるために、以下のポイントを意識してみてください。
まずは模擬試験で現状を把握する
いきなり問題集を解き始めるのではなく、まずは模擬試験を受けて自分の現状を把握しましょう。苦手な分野を特定することで、勉強の優先順位がつけやすくなります。得意な分野に時間をかける必要はありません。
スキマ時間を活用する
まとまった勉強時間が取れなくても、通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用できます。スマートフォンで解けるSPI対策アプリもありますので、5分、10分の時間を積み重ねていきましょう。
非言語分野は公式の復習から
非言語分野(計算・論理問題)で苦戦する方は多いですが、出題される問題のパターンは限られています。まずは基本的な公式や解き方を復習し、繰り返し練習することで対応できるようになります。
時間配分の練習を忘れずに
SPIで落ちる人の傾向として、時間配分の失敗が挙げられます。一つの問題に時間をかけすぎて、最後まで解き終わらないというケースです。本番を想定して、時間を計りながら問題を解く練習をしておきましょう。
出典:SPIウェブテスト
性格検査は素直に、一貫性を持って
性格検査では、回答の一貫性が見られています。自分を良く見せようとして矛盾した回答をすると、マイナス評価につながる可能性があります。深く考えすぎず、素直に回答することを心がけてください。
完璧を目指す必要はありません。基礎をしっかり固め、時間内に解き切る練習をすれば、十分に対応できるはずです。
SPI対策と並行して進めたい転職活動の準備
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SPI対策に集中するあまり、転職活動の他の準備がおろそかになってしまっては本末転倒です。SPIはあくまで選考プロセスの一部であり、最終的には面接であなた自身をアピールすることが求められます。
SPI対策と並行して、以下の準備も進めておきましょう。
職務経歴書のブラッシュアップ
これまでの経験や実績を、具体的な数値とともに整理しておきましょう。SPIを通過した後の面接で、あなたの価値を効果的に伝えるための準備です。
志望動機の深掘り
なぜその企業を志望するのか、入社後に何を実現したいのかを明確にしておきましょう。SPIの性格検査の結果と、面接での発言に一貫性があることが大切です。
複数の企業への応募
一社だけに絞って準備するのはリスクがあります。複数の企業に応募し、選択肢を持っておくことで、精神的な余裕を持って選考に臨めます。
効率的な求人探し
仕事をしながらSPI対策も行い、さらに求人を探して応募するのは、正直なところ大変ですよね。限られた時間を有効に使うためには、自分から探すだけでなく、企業側からアプローチを受けられる仕組みを活用することも一つの方法です。
転職活動では、やるべきことが多くて時間が足りないと感じることがあるかもしれません。だからこそ、効率的に進める工夫が必要です。すべてを自分一人で抱え込まず、使えるサービスは積極的に活用していきましょう。
まとめ
転職のSPIは、多くの方が不安に感じるポイントですが、適切な準備をすれば十分に対応できます。正答率6〜7割が通過ラインの目安であり、30〜60時間程度の勉強で対策は可能です。基礎をしっかり復習し、時間配分を意識した練習を重ねてください。
SPI対策で心がけていただきたいことを整理します。
- まずは模擬試験で現状を把握し、苦手分野を特定する
- スキマ時間を活用して、毎日少しずつ勉強を積み重ねる
- 非言語分野は公式の復習と繰り返し練習で対応する
- 時間を計りながら問題を解き、本番を想定した練習を行う
- 性格検査は素直に、一貫性を持って回答する
SPIはあくまで選考プロセスの一部です。SPI対策に時間を取られすぎて、他の準備がおろそかにならないよう、バランスを意識して転職活動を進めていただければと思います。
転職活動は情報戦であり、時間との戦いでもあります。仕事をしながらSPI対策も行い、求人を探して応募書類を作成し、面接の準備をする。すべてを一人でこなすのは、決して簡単ではありませんよね。
