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ダイレクトスカウトサービスサービスの採用手数料を正しく理解し、採用コストを最適化する実践ガイド

ダイレクトスカウトサービスサービスの採用手数料を正しく理解し、採用コストを最適化する実践ガイド

目次

ビズリーチの料金体系と手数料の仕組みを把握する

ハイクラス人材の採用を検討する際、ビズリーチは有力な選択肢の一つです。しかし、導入を判断するには、まず料金体系と手数料の仕組みを正確に把握しておく必要があります。

ビズリーチの料金体系は「基本利用料+成功報酬」という構造になっています。基本利用料は**約85万円〜**からスタートし、契約期間やスカウト通数によって変動します。具体的なプラン例を見ると、Standard(6ヶ月・400通スカウト)で約85万円〜、Premium(12ヶ月・1,600通)で約252万円程度となっています。

出典:digirekaWorkello

成功報酬は、採用が決定した際に発生します。採用者の理論年収の**約15%**が成功報酬として加算される仕組みです。例えば、年収800万円の人材を採用した場合、成功報酬は約120万円となります。なお、成功報酬が70万円未満になる場合は、最低70万円という下限が設定されているケースもあります。

出典:migi-nanameue

ビズリーチの料金を整理します。

項目

費用目安

基本利用料(Standard)

約85万円〜(6ヶ月)

基本利用料(Premium)

約252万円〜(12ヶ月)

成功報酬

理論年収の約15%

成功報酬の最低金額

70万円〜

つまり、ビズリーチを活用してハイクラス人材を1名採用する場合、基本利用料+成功報酬で最低でも155万円〜(基本料85万円+最低成功報酬70万円)の費用が発生することになります。年収800万円の人材を採用する場合は、約205万円〜(基本料85万円+成功報酬120万円)という計算です。

この費用が妥当かどうかを判断するには、他の採用手法とのコスト比較が必要です。

ビズリーチと他の採用手法のコストを比較する

採用コストを最適化するには、ビズリーチだけでなく、他の採用手法との比較検討が欠かせません。主要な採用手法のコスト構造を整理しておきましょう。

人材紹介会社の場合

人材紹介会社を利用する場合、一般的に採用者の年収の約20〜35%が手数料の相場です。年収700万円の人材を採用した場合、手数料は約210万〜245万円となります。

出典:BizReach HR

人材紹介は成功報酬型のため、採用が決まるまで費用は発生しません。一方で、紹介される人材は紹介会社が選定したものに限られ、自社で能動的に候補者を探すことはできません。

ダイレクトリクルーティングの場合

ダイレクトリクルーティングサービス全般の費用相場は、月額基本料約10万〜30万円程度+成功報酬という体系が一般的です。成功報酬は年収の約15〜20%程度とされています。採用単価の目安としては、1人あたり約50万〜70万円程度というデータもあります。

出典:HR Doctorネオキャリア

各採用手法のコストを比較します(年収700万円の人材を1名採用する場合)。

採用手法

費用目安

人材紹介

約210万〜245万円(年収の20〜35%)

ビズリーチ

約190万円〜(基本料85万円+成功報酬105万円)

ダイレクトリクルーティング(一般)

約50万〜150万円程度

ビズリーチは人材紹介よりはコストを抑えられる傾向がありますが、基本利用料という先行投資が必要です。また、採用できなかった場合でも基本利用料は返金されないため、採用成功率によって費用対効果が大きく変わります。

ビズリーチの費用対効果を高める活用のポイント

ビズリーチを導入するなら、費用対効果を最大化するための工夫が必要です。基本利用料という先行投資を回収するために、以下のポイントを押さえて活用しましょう。

スカウト通数を有効活用する

ビズリーチのプランにはスカウト通数の上限があります。この通数を無駄にしないよう、ターゲットを明確にしてからスカウトを送りましょう。漠然と送るのではなく、求める人材像に合致する候補者を厳選することが重要です。

スカウト文面の質を高める

スカウトの返信率は、文面の質によって大きく変わります。テンプレート的な文面ではなく、候補者の経歴を読み込んだうえで、なぜその人に声をかけたのかを具体的に伝えましょう。パーソナライズされたスカウトは、返信率を高める効果があります。

複数名の採用を目指す

基本利用料は固定費のため、1名採用するよりも複数名採用した方が、1人あたりの採用コストは下がります。採用計画を立てる際は、契約期間内に何名採用できる見込みがあるかを試算しておきましょう。

返信率・選考通過率を計測する

スカウト送信数、返信率、面接設定率、内定率などの指標を計測し、改善サイクルを回すことが重要です。どのような候補者に、どのような文面でスカウトを送ると効果的かを分析し、精度を高めていきましょう。

ただし、これらの工夫を行っても、ビズリーチの活用には一定の課題が残ります。スカウトを送っても返信がない、返信があっても選考辞退される、といった状況では、基本利用料が無駄になるリスクがあるのです。

採用コストを最適化するための選択肢を検討する

採用コストを最適化するには、ビズリーチ以外の選択肢も含めて検討することが重要です。特に、以下のような課題を感じている場合は、別のアプローチを検討する価値があります。

  • スカウトを送っても返信率が低い
  • 返信があっても、志望度が読めず選考辞退が多い
  • 採用したい人材の本当の志向がわからない
  • 複数の企業と競合し、内定辞退が発生している

これらの課題の根本には、候補者の志向や選考状況が見えないという問題があります。ビズリーチのようなスカウト型サービスでは、候補者のレジュメは見えても、その人が本当に何を求めているのか、他社の選考がどこまで進んでいるのかは把握できません。

この情報の非対称性を解消できれば、採用効率は大きく向上する可能性があります。候補者の志向に合ったアプローチができれば返信率は上がり、選考状況を把握できれば適切なタイミングでオファーを出すことができるからです。

採用コストを抑えながら、より効率的にハイクラス人材を採用するために、候補者との情報共有を重視した新しいアプローチを検討してみてください。

まとめ

ビズリーチの採用手数料は、基本利用料約85万円〜+成功報酬(理論年収の約15%)という構造です。人材紹介(年収の20〜35%)と比較すればコストを抑えられる可能性がありますが、基本利用料という先行投資が必要であり、採用成功率によって費用対効果は大きく変わります。

採用コスト最適化のために、今日から取り組めることを整理します。

  • ビズリーチの料金体系を正しく理解し、採用計画に基づいて導入を判断する
  • スカウトの質を高め、返信率・選考通過率を計測して改善する
  • 複数名採用を目指し、1人あたりの採用コストを下げる
  • 候補者の志向や選考状況を把握できる仕組みを検討する

採用活動は情報戦です。候補者の本当の志向や、他社の選考状況がわからないまま採用活動を進めるのは、非効率であるだけでなく、採用コストの増大にもつながります。

記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。メルセネール株式会社では事業責任者を務める。

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