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採用で優秀な人材を確保するには|企業が見直すべきポイントを解説

採用で優秀な人材を確保するには|企業が見直すべきポイントを解説

目次

「求人を出しても応募が集まらない」「採用してもすぐに辞めてしまう」そんな悩みを抱える企業は少なくないのではないでしょうか。採用市場の競争が激化する中、優秀な人材の確保は多くの企業にとって喫緊の課題となっています。

この記事では、人材採用が難しくなっている背景を整理しながら、優秀な人材を確保するために企業が見直すべきポイントについてお伝えしていきます。

人材採用が難しくなっている背景と企業の課題

人材採用の難易度は、年々高まっていると感じている方が多いのではないでしょうか。実際、日本企業の**約66%**が「人手不足が事業に深刻な影響を及ぼしている」と回答しているというデータがあります。

出典:Reuters

2025年2月時点の有効求人倍率は1.24倍と、求職者よりも求人数が上回る状況が続いています。つまり、企業側が「選ぶ」時代から、求職者に「選ばれる」時代へと変化しているわけです。

出典:採用担当ラボ

こうした環境下で、企業が直面している課題は主に以下のようなものです。

  • 母集団形成の難しさ:求人を出しても十分な応募数が集まらない
  • 採用競争の激化:内定を出しても他社に流れてしまう
  • 採用後のミスマッチ:入社後に「思っていた仕事と違う」と早期離職が発生
  • 採用コストの増加:手法を増やしても費用対効果が見えにくい

特に深刻なのが、採用後のミスマッチの問題です。直近3年以内に「入社後半年以内での早期離職」があった企業は**57%に上り、大企業(300名以上)では73〜80%**という高い割合で早期離職が発生しているという調査結果もあります。

出典:エン・ジャパン

優秀な人材が集まる企業と集まらない企業の違い

同じ業界、同じ規模でも、採用に成功している企業とそうでない企業があります。その違いはどこにあるのでしょうか。

情報発信の質と量

優秀な人材ほど、入社前に企業のことを徹底的に調べる傾向があります。採用サイトや求人票の情報が表面的だと、「この会社で働くイメージが湧かない」と敬遠されてしまうことも少なくありません。仕事内容だけでなく、チームの雰囲気、キャリアパス、働き方など、求職者が知りたい情報を具体的に発信できている企業は、応募の質も高まる傾向にあります。

選考プロセスの透明性

選考がどのように進むのか、何を基準に評価されるのかが不透明だと、求職者は不安を感じます。「面接で何を聞かれるかわからない」「いつ結果が出るかわからない」という状態が続くと、他社の選考を優先されてしまうこともあるでしょう。選考フローを明確に伝え、候補者とのコミュニケーションを丁寧に行うことが、優秀な人材の離脱を防ぐポイントになります。

候補者の志向への理解

採用がうまくいっている企業は、候補者のスキルや経験だけでなく、「何を大切にしているのか」「どんなキャリアを歩みたいのか」という志向を理解しようとしています。職務経歴書だけでは見えない部分を把握することで、自社との相性を見極め、入社後のミスマッチを防いでいるのです。

採用のミスマッチを防ぐために企業ができること

採用のミスマッチは、企業にとっても求職者にとっても大きな損失です。中途採用者の3年以内離職率は**約30%**とも言われており、採用コストだけでなく、教育にかけた時間や労力も無駄になってしまいます。

出典:doda

早期離職の要因として最も多いのが「仕事内容のミスマッチ」で、**57%**を占めているというデータもあります。つまり、入社前の段階で期待値のすり合わせができていないケースが多いということです。

出典:人事のミカタ

ミスマッチを防ぐために企業ができることを整理してみます。

求人票の記載内容を見直す

「やりがいのある仕事です」「風通しの良い職場です」といった抽象的な表現では、実際の業務内容は伝わりません。具体的な業務内容、求めるスキルレベル、チーム構成、入社後に期待する役割など、できるだけ具体的に記載することが重要です。

面接での双方向コミュニケーション

面接は企業が候補者を見極める場であると同時に、候補者が企業を見極める場でもあります。一方的に質問するのではなく、候補者の疑問や不安に丁寧に答える姿勢が、入社後のギャップを減らすことにつながります。

選考状況や志向の把握

候補者が他にどんな企業を受けているのか、何を軸に転職活動をしているのかを把握することで、自社への志望度や相性を判断しやすくなります。こうした情報は聞きにくいものですが、採用のミスマッチを防ぐ上では重要な要素です。

人材獲得競争を勝ち抜く採用手法の選び方

採用手法には様々な選択肢があり、それぞれにコストや特徴が異なります。

採用手法

コスト目安

求人サイト(中途)

30万〜140万円(4週間)

ダイレクト採用(定額型)

130万〜250万円/年

人材紹介

想定年収の30〜35%

出典:ONE GROUP学情

どの手法が最適かは、採用ポジションや予算、スピード感によって異なります。ただ、いずれの手法を選ぶにしても、重要なのは「自社に合った人材と出会えるかどうか」という点ではないでしょうか。

近年注目されているのが、候補者の志向や選考状況を可視化した上でマッチングを行うアプローチです。従来の採用手法では、職務経歴やスキルセットでのマッチングが中心でしたが、それだけでは入社後の定着率を高めることは難しいという課題がありました。

企業の**75%**が「社員の定着率向上のために何らかの対応を検討している」というデータが示す通り、採用の成功は「入社」ではなく「定着・活躍」で測られる時代になっています。

出典:人事のミカタ

まとめ

人材採用を成功させるために、企業が見直すべきポイントを振り返ります。

  • 約66%の企業が人手不足を深刻な課題と認識しており、採用市場の競争は激化している
  • 早期離職の最大要因は「仕事内容のミスマッチ」であり、選考段階での期待値すり合わせが重要
  • 優秀な人材に選ばれるためには、情報発信の質と選考プロセスの透明性がカギとなる
  • スキルや経験だけでなく、候補者の志向を理解することがミスマッチ防止につながる

採用活動において、候補者の本音や志向を把握することは容易ではありません。しかし、そこに踏み込むことで、採用の精度は大きく変わってきます。

記事監修者:渡辺 貴明

メルセネール株式会社取締役。東京工業大学工学部卒業。大学卒業後、独立系コンサルティングファームにて製造業のクライアントを中心に業務改革支援に従事。その後、アビームコンサルティング株式会社の戦略部門に転じ、経営戦略・事業戦略策定やM&A、新規事業開発、組織/人材開発に従事。メルセネール株式会社では事業責任者を務める。

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